期せずして・・・

淵上鉢  whtカラシ Φ20×H9  / 中里花子

銅から腰にかけて
徐々に強まる傾斜。
その傾斜によって変化する、釉薬の表情。

釉薬が垂れゆく動線も
良い表情のひとつ。
流れゆくスピードが速いもゆっくりも、
どちらもそれぞれに味のある顔に。

釉薬は2色の掛け分け。

お互いの良さを表現しながら、
2種の釉薬が混ざり合う瞬間。

期せずして得た、自然の産物。

ヒトが意図せずに出来た表情は
この上なく美しい。

花子さんのベースにある唐津焼。
ロクロを回す素早さは
ピカイチかもしれない。

一瞬の迷いもなく形づくられていく器。
そのスピードにのって生まれた器だからこそ、
わたしたちの心に響くものが
いつでもあるのだと思う。

華美な装飾も、強い自我も必要ない。
ただ実直にできた姿がヒトの心を動かせ、
「美しい。」「あ、好きだ。」
と思わせてくれる。

 

家族で囲むポテトサラダ、
桜エビをきかせた
春キャベツのコールスロー、
これからは筍の煮物も。

この淵上鉢を観ていると、
盛りたい料理がどんどん湧き出てきます。

 

” h ” の作家印。

大好きダ。

 

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『中里花子展』~よりどりみどり~
3/29(金)まで

 

 

スタッフ和田