同じ漆器でこんなにも違う。
横山桂子さんの漆器と真逆のようでもあるけど、
赤木明登さんの漆器も手の仕事。
この薄さや滑らかさは
熟練の木地師さんや塗師の赤木さんの仕事が素晴らしいから。
そして赤木さんのルーツである金属器を模範とし、
深く研究されたから。
「形の美しさがどこから来ているのか」
赤木さんは人々の歴史の中に受け継がれてきたモノを
ひたすら見つめてきました。
赤木さんの頭の中に生まれた設計図と
能登の熟練の職人さん
どちらが欠けても生まれないカタチなのだと思います。
赤木さん、職人さんの手から手へ渡り、いくつもの工程を1年以上経て
ようやく出来上がる。
それぞれのプロの仕事が輝くうつわ。
だからどの子も誇らしげなのです。
時代大椀/赤木明登
玉縁が美しい時代大椀。
この玉縁も金属器が始まりなのだそう。
汁ものはもちろん、
揚げ出し豆腐やかぼちゃの煮物、
洋風のスープだって似合います。
おおぶりで浅めの椀なので、
使い道がたくさんでお得で嬉しい。
まずはお正月にお雑煮を…
スペシャルなお雑煮になりそう!
スタッフ岡田
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北千住店にて
白漆のある食卓
『赤木明登展』
2020年12月9日(水)~25日(金)
10:00~19:00 会期中無休