子供の頃の原風景

北千住店にて開催中の『仁城義勝展』、
残すところあと4日となりました。

今回の展示はお子さまのために使う器を求める方が多かったように感じます。

仁城さんも、子どもの頃から丁寧に作られたいいものを使って欲しいと
何度もおっしゃっていました。

 

赤ちゃんにとっておっぱいは一番最初に口にするもの。
いい母乳をあげるために食事などお母さんはとても気を遣います。
だけど器にまで気を遣える人は少ないそうです。

器も手に口に触れるもの。
きっと身体に刻み込まれる感覚だと思います。

 

最近お手伝いを始めた幼稚園の女の子のために、
手取りの良い鉢皿を購入してくださった方も。

木なら軽くて子どもでも持てるし、割れる心配も少ない。
手伝ってくれるのは嬉しいけどいつもヒヤヒヤしていたお母さん。
これからはみんなで楽しくごはんの準備や片付けができますね。

 

素材のいいもの、作りのいいものに触れていた原風景は
いつの間にか心に染みついて、きっと心豊かに生きることができます。
ものを大切にするという習慣も自然と身についていたり、
食べ物にも感謝する気持ちが生まれると思います。

 

仁城さんは娘さんが生まれたときにお椀を作ったそうです。
大人になって実家を出ていくときも持って出て、
だいぶ使い込んでいるそのお椀を、いまだに大切に使っているそうです。

 

大切なうつわ、大好きなうつわ。
お母さんが大好きなうつわ。
わたしが大好きなうつわ。

それがたとえ壊れてしまったとしてもきっと記憶の片隅に残っていて、

いつかまた思い出すことができるのでしょう。

それが本当に良いうつわなのでしょう。

 

スタッフ 岡田