シンプルであること

焼き物を深く知る人ほど、石田さんのうつわの奥深さを称賛します。

シンプルすぎるほどシンプルで一見プロダクトのようにみえますが、
本物を見て触ると明らかに違います。

 

愛媛の磁器土を使い、ガラス質の独特の釉薬をかけて低温で焼成しています。

「紅毛手」と呼ばれる石田さんのうつわ。
これはヨーロッパに起源をもつ手法、デルフト焼きに近い手法で作られています。

紅毛とは「赤い毛の人」という意味で、
つまりヨーロッパに由来する手法から名付けられているということなのです。

 

とにかくやわらかく、あたたかい。
とろんとして、まろやか。

これは普通の磁器には持ち合わせていない質感です。

骨董品とも相性がいいのは、そういった昔の手法でつくられているからでしょう。

 

 

シンプルな25cmのリム皿。
カレーにパスタに朝食のワンプレートに、
揚げ物でもお刺身でも、本当になんでもなんでも。

 

個性を消しているようで、唯一無二という、
シンプルであることを追求した究極のうつわです。

 

使えば使うほど骨董品との境界線がなくなって、
すばらしく味わいをもつうつわになっていくことでしょう。

 

『石田誠うつわ展』会期を延長しまして7月3日まで開催いたします。

(6/27、28、29はお休みをいただきます。)

ぜひこの機会にご覧ください。

 

スタッフ岡田