ほんの数ミリの世界に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒漆掛枝
花入れ/佃眞吾

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銘々皿 桑・玉椿/佃眞吾

心地良く暮らすための道具は、美しさが必要。
折に触れ、指先から感じる使い心地の良さ。

佃さんの銘々皿を手にした時、
手に吸いつくような木の感触と
形のフォルムの美しさにはっとしました。
すっと手に取りやすく、
適度な厚みはとても使いやすい。

なぜ美しいのでしょう。
うすくて上品な佇まい。
置いてみると、
少しほんの数ミリだけ、板が浮いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏を見ると、1段の削りだしと、
溝に数ミリの足をはかせています。
裏の姿もほんとに美しくて。
少しだけ裏のお話にお付き合いください。

この裏の姿は、
木の特質である‘うごく’性質を、
溝を作ることで、
‘うごく’力を分散し、調整しているそうです。

ほんの数ミリの空間が、
木の特質の微調整と、
佇まいの美しさと、
所作の利便性を兼ねているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銘々皿は、お茶とお菓子をのせたり、
料理の取り分けとして、
お食事の場面でも活躍します。

漆のある食卓は、
木肌のやわらかさとつややかさで、
華やかに、そしてゆとりのある
あたたかな雰囲気を演出してくれます。

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柏本店にて

 

感性に響く木器

『佃眞吾展』

12/15(土)まで

 

スタッフ西本