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11月のごあいさつ

秋が深まると温泉が恋しい。
寒い冬でもなく、暑い夏でもなく、温泉はやっぱりススキの白い穂先を見たり、
赤や黄色に色づいた木々を眺めながらががいい。

恐る恐る熱〜いお湯に身を入れるより、少しぬるめのお湯が好き。
近代的過ぎるでもなく、薄暗くもなく、ほどほど外の明るさが射し込んで、
できればあまりたくさんの人に出会わない方がいいかなぁ。
私にとって温泉は身体と心を緩めに行く場所だから高級旅館だとちょっと違ってしまう。

好きな宿は簡素ながら清潔で、食事は地元の食材中心がいいなぁ、
器屋だからか器がきらびやかだと何となく残念なことが多い。
そして接客はさらりと…が好き。
なんて妄想が止めどもなく膨らむ。

この宿が好きと思ったらできれば時々訪ねることも大切。
宿と客の感覚的な関わりを重ね、居心地の良い関係を築けたらもう常連。
アレ、これって人間関係にも繋がる?!

我が家の小さな湯船に〇〇温泉の素を入れ、白く濁らせながら小さく叫ぶ。
『温泉行きたーい‼︎』

久保田 真弓