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10月のごあいさつ

季節のギアチェンジが一番難しいのが夏から秋。
猛烈なタイフーンや記録的豪雨であがきながら9月は去った。

そんな9月に名優、樹木希林さんが逝った。
俳優というより個として魅力的な人だった。

自身の内側にある確立した思想から出る言葉は

気負いなどなくサラリとして小気味よかった。

昭和のホームドラマ全盛期は独特の個性で名脇役。
近年は希林さんが出るだけでストーリーに厚みがでる映画を何本も見た。

生き様が姿になり、言葉になる人。
どうしたらそうなれるかと思いを巡らせてみるけど
「きっちり生きていくこと」と、ぴしゃりと言われそう・・・。
どこかで自分を甘やかし、
どこかで自分本位になっているなぁー。

艶やかで力強い葉の間から柿の実が色付きはじめた。
心地のいい秋風に吹かれながら今日はいつもより少し足を延ばそう。

久保田 真弓