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2月のごあいさつ

「福は〜〜〜内!」
「鬼は〜〜外!」

最近の豆撒きはパパが鬼らしいが、

私の子供時代、節分豆撒きは縞柄丹前姿の父が主役だった。
三姉妹の私たちと母はキャーキャー大騒ぎしながら豆を拾ったものだ。
我が家の豆は殻付き落花生。
畳にバラバラと音を立て滑り落ちる落花生を我れ先にと子猿三匹と母猿が。(笑)
何があんなに楽しかったのか、笑い転げた節分の夜を思い出す。

春は正月から節分、節分から雛祭り、そして端午の節句へと絵巻物のように移る。
季節の変わりをあらわす祭事の人形たちが入れ替わり立ち替わりで楽屋裏は大忙しだ。
幼な子たちは催事に人形が飾られることを知る。

畳の部屋はめっきり少なくなってしまったけど、
『福は〜内、鬼は〜〜外!』と
可愛い声が何処からともなく聞こえるのは微笑ましい。

そんな無くしたくない日本の祭事を表現した榎本泉さんの個展を北千住店で今日から開催します。

慌ただしい日々の暮らしの中でふと目を置く小さな祭事、大事にしたいものです。

久保田 真弓