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1月のごあいさつ


何時も前のめりに過ごす日々から解放され
店がスタートする1月17日まで今年はのんびりと過ごす予定。

静かな、静かなお正月。
この静かな年の初めは
家族で過ごした昭和の正月によく似ている。

父も母も元旦の朝はウールの着物のアンサンブル姿。
母は美容院に行ったばかりの髪型が特別感を醸し出していた。
年に一度の丁寧な挨拶から始まる朝は子供ながらも緊張し、正月三が日が終わる寂しさも未だに覚えている。

私たちは時間の有効活用に急ぎすぎたのか…。
日本古来の引き継がれてきた季節の言葉や祭事を少し忘れてきた様な気がしてる。

近頃のカレンダーはアルファベッドと数
字だけで、いたってシンプル。
祭事を書き込んだ暦を見つめると日本古来の綺麗な季節の言葉が一年の中に見事に散りばめられている。

立春、雨水、立夏、白露、霜降・・・

美しい文字。
その季節、季節の風景までもが想像させられる。

新たに始まった2021年、一歩目の一月、
焦らず、季節の移ろいを噛みしめながら歩き始めたい。

久保田 真弓