店内でいつもそっと静かに私たちを見守ってくれている
沢田さんの作品と林さんの作品との
コラボレーション。(沢田英男さんの作品は非売品です。)
ただただじっと魅入ってしまいます。
ひとり暮らしをする前、自分の部屋は土壁でした。
なので、この表情や質感は否応なしに大好きです。
林友子/磁石(33×24×3)
まるで古物のような佇まい。
木地に左官材や鉄さびなどを重ねて制作されているそうで
どれも独創的で魅力あふれる作品です。
あたり前のように左官材で建てられた空間で育った身には
見つめていると、どうしたって懐かしさを感じると同時に
安らぎも生まれます。
何かを飾ってもいいし、何も飾らなくてもいい。
こちらの作品は磁石になっているので
ラフにお気に入りのポストカードや写真を
自由気ままに飾れます。
家族へのメッセージなんて貼れたら素敵だな。
(ワタシはいつも置き手紙。無雑作にテーブルの上に置いています、、)
季節が変わったから次はコレ。
子供が大きくなったから次はこの写真。
そうやって季節がうつろいゆくように
それぞれの人生もうつろいゆく
そんなことを感じられる心地よいじかんを与えてくれそうです。
今展でオーダーを承っております渡久地さんのやさしい時計。
お店の時計も渡久地さんの時計です。
店主の久保田さんがサイズ感や希望のデザインをオーダーし
渡久地さんが丁寧に制作してくださいました。
こちらの想いを丁寧に受け取り、制作して下さったことに
手元に届き作品を目にしたとき
『嬉しいね。嬉しいね。』と
やさしく呟くようにおっしゃっていたことを思い出します。
それぞれが衣食住を見直すじかんが
いつもより多くある今。
暮らしのなかに在るものを
よりパーソナルなものにシフトすることで
自分だけの道をしなやかに
それぞれの歩幅で歩いていくことが
できるのかもしれんません。
スタッフ栗谷