誰かを想い、祈る。


 
 
ぽつり、ぽつりと
雪解けの雫が落ちる。
そんなささやかな音が、愛しい。

 
 
沢田さんの彫刻を熱心に見られる
お客様がいらっしゃいました。

「 1年半ほど前に亡くなったのですが、
  手を合わせるものがまだ何もなくて… 」

と。
一年半ほど前に見送ったお母様の面影を
沢田さんの彫刻に探して。
 
 
姿がよく似てる。
こういう仕草していたっけ。
こんな動きしていそうだわ。

 
一つの彫刻に大切に想う誰かをのせて
毎日気持ちを寄せる存在になれば
何よりも愛おしく、
何よりも幸せな時間を過ごすことができる。

かたわらに、のその意味が
もっと深がり、もっと広く。
 
ちいさな彫刻だからこそ叶うこと。

想い思われ。
今も、世界中で
ちいさな彫刻は人の心を清らかにしています。

 
 
 

 
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柏本店にて

日常にあるアート
『 沢田英男展 』
2024.2.3(土)-23(祝・金)
10:00-18:00
会期中無休