みんなに愛される椅子

スティックバックチェア / 小島優

-stick back chair-
leg 43 seat 36×40.5 high 70     


まるで絵本の中から飛び出してきたかのような
素朴で愛らしいスティックバックチェア。

シンプルながらも、背中のカーブの心地よく、座面もしっかりと深いので
快適な座り心地です。

栗の木目も美しい。

大人も子供も
家族で座って、育てていってほしい一脚です。

絵になる椅子だなぁ。

主張しすぎず、
でもものすごく愛おしい。


みんなに愛される存在になってくれると思います。


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柏本店にて


美しい室内提案
『 
小島優 / 倉敷本染手織研究所 』

2023年10月21日(土)-11月4日(土)
10:00~18:00 会期中無休
( 最終日16:00まで )



ずっと椅子を作り続けたい

スツール/小島優

 

「おじいちゃんになっても椅子を作り続けたい」

それが小島さんの夢だそうです。

 

子供のころから古いものが好きだった小島さん。


学生時代に出会ったウィンザーチェアに感動して
17歳で単身渡英。

知り合いもいない中、工房を訪ね歩き、
伝統的なイギリスの椅子づくりを学びました。

 

「一生かけて自分が感動したウィンザーチェアのような椅子をつくりたい。」

それが小島さんの願い。

 

とにかく座り心地のいい座面。

この座面の削りこみ作業はとても重労働だそう。
(動画で見ましたがとてもとても大変そうでした。)

この滑らかで緩やかなカーブが
最高の心地良さを生み出してくれます。

 

 

脚も美しい。

 

 

栗の木を使い、軽量なので
お部屋の中で移動するのもとても楽です。

 

好きな時に、好きな場所へ動かせる。

固定しない家具は
いつでも新鮮な景色を作ってくれます。

 

 

永く残るモノはやはりそれだけの理由があります。

それは世界共通。

 

いつまでも飽きない美しさ。

そして経年変化の中に見出す美しさ。

そのものから滲みでる
言葉にできない何かがある。

 

おじいちゃんになっても椅子を作り続けたい小島さん。

私はこの椅子におばあちゃんになっても座りたい、

そう思いました。

 

ぜひ触れて、腰を掛けてみてください。

感覚が喜びます。

 

 

‥‥‥‥‥

 

北千住店にて

『暮らしを変えてくれるもの 』

2022年3月12日(土)-27日(日)
10:00~19:00 会期中無休
(最終日16:00まで)

 

 

心地いい40cm

洋服やうつわを選ぶように、
その先にある暮らしの風景に目を向けてみる。

 

モノづくりの背景には
かならずストーリーがあります。

それぞれの作家が意匠をかけてつくる
暮らしのパーツ。

気持ちの通ったものは、
どうしてこんなに優しいんだろう。

自分の目で選び、迎える
人の手から生まれた暮らしのもの。

何気ない一日の中で、
目にしたり、触れたり、
お気に入りのものが家にあるというただそれだけで
暮らしの風景が変わって見えてきます。

自分で創り上げる 好き の空間は
心にやさしい余白を作ってくれる気がする。

 

日本人が腰掛けて
“心地いい” と感じる座面の高さ40cm。

 

人間工学的に計算された、
日本人が感じる最適な座り心地の高さです。

これは男女共通した高さ。

渡久地さんの手がける椅子は
すべてこのサイズ。

チェアもスツールもすべて40cm。

自然と両足が床に着き、
立ち上がる動作もごくごく自然体。

からだ全体を
おおらかに受け止め包んでくれる椅子。
滑らかな曲線もあいまって
心をリラックスさせてくれます。

私は我が家で、
ソファに座っている時間よりも
渡久地チェアに座っている時間のほうが
長くなっちゃいました。

だって、
心地いいんですもの。
からだは正直です。

 

座ってみるだけでも価値あり。

ぜひたくさんの方に、
この椅子の良さを体感して貰いたいな。

 

『 暮らしの風景に欲しいもの 』

渡久地政幸 Masayuki Tokuji

背椅子/掛け時計